nanica18 「木をみる。木をさわる。」

2012年03月08日 12:32



「木をみる。木をさわる。」


先週末の3月3日(土)仙台にて、nanica18を行いました。「nanica」とは何度かこのブログでも紹介している僕が主宰の「もの作り」のコミュニティ。今までのnanicaに興味ある方は、ブログのカテゴリーからnanicaを選択してみてください。さて、そんな集まりだが今回は久しぶりに昼間からワークショップを行いました。テーマは 「木をみる。木をさわる。」木の性質や樹種を実際のサンプルの木を触りながら体験してもらおうという企画。結果からいうと、皆さん日中は時間がとれず、参加は1名と寂しかったものの参加者は建築士のMさん、木については普通の人よりもはるかに詳しく、せっかく準備して行った資料の大まかな部分は理解しており、こちらが教えてもらう部分も。場所はというとオジーノ・カリーヤという仙台の街中の古い家をリノベーションしたカレー屋さん。おいしいコーヒーを飲みながら、木の話やら海外の旅行先での木の生育の分布など、とにかく、二人だからこその脱線ぷりで気兼ねなく、楽しい時間を過ごすことが出来ました。うーんただ次回はワークショップするなら考えなければ。



nanica18


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そしていよいよ夜の部、今回は仙台の老舗おでんや「おでん三吉」での開催。基本僕の視点なので、オシャレな場所ではなく、飲み屋さんよりになってしまいます。結果「飲んべぇ」の参加が多い気がします。今回の参加者は合計9名で、建築士やステンドグラス作家、鋳造を学んだ人、ベルギー菓子屋、デザイナー、漆工芸作家などなどでした。毎回、いろいろな話が出来、自分の世界とは違った考え方や方法を聞く度に刺激になります。例えば、僕は鉄のことについてはそんなに詳しくないので、鉄でこういったものが作れないのかなーと考えたときに、安易な方法しか思いつかないので自分でデザインの可能性をたってしまうことってよくあるんです。それが、こういった場で専門の人と話すとどんどん可能性が見えてくるし、より具体的に方法がわかってくるんです。つまり、僕が求める形に行き着くまでのプロセスが見えてくるので、他の造形の選択肢が増えてくる。
こんな小さなコミュですが、回数を重ねることで、少しずつ、参加者の層も厚くなってきた気がします。このコミュニティにとってもっとも大切なのが「好奇心」、年をとるとどうしてもおっくうになってしまいがちですが、この4ヶ月に1回の集まりがそんな気持ちを少しでも刺激できたらと思います。とりあえずは、nanica100を目指してがんばります。
ん!ってことは、あと82回。年3回の開催なので、約27年後です。ということは、僕が還暦!これは楽しそうだ。


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nanica17報告

2011年11月24日 15:59

約2週間前になりますが、私が主宰しているモノ作りの情報交換のコミュニティの集まりがありました。この場でも何度か紹介しているので詳しくは書きませんが、簡単に言うと、仙台を中心にした、モノ作りに関わっている方やデザインをされている方、またそういったことに興味がある方を紹介形式で繋げたコミュニティです。一年に1度は遠足企画で泊まりでのんびりと地域の仕事の現場や食文化なんか見て体験する、そんなこともしてます。そして4ヶ月に1度集まり主崔をして、実際に生の情報交換や自分たちの感性を語りましょって感じです。そんな集まりを約2週前にやったのです。


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17回目を迎える今回は、9名の方に参加いただきました。場所は五橋通り沿いにある「オジーノ カリーヤ」で古民家をリノベーションしたまさに、僕にとっては本命のお店、料理も特別に手の込んだものにしていただき感謝。このお店自体もコミュニティのメンバーの口ぞえがあったからこその実現です。あらためて、人のつながりの大切さや面白みを感じます。自分の中だけで成立していてなかなか壊せなかった事なんかがすっと壊せたり、反省することももちろんあるわけですが、差し引きしても、やっぱり人と会うことは楽しみです。

さて今回の中身は、偶然オジーノさんにふさわしい内容になりました。街の再生(コミュニティも含んだ)を仕事にしている人や私のように古い家のリノベーションに興味のある方などみなさんそれぞれの立場での話しがとてもおもしろかったです。オジーノさんが奥の個室を準備してくれていたこともあり、皆で話を共有した感じ。


最後には、オジーノさんも参加しこの空家だった店をどうやって、大家さんを見つけ、交渉したかなど普通ではあまり聞けない話にみんな興味深々。私自身が直した物件は自分の会社の物件だったので特にそういった交渉ごとは無かったですが、普通に古い家を見つけて、ここ住みたいなーってとこからスタートするとそれはそれはたいへんそうです。そんなことを実現したオジーノさんはほんとパワフルですね。これからもお付き合いしていきたいですね。


そんなこんなで私は相変わらず、ワインに飲まれてヘロヘロになりましたが、気づくこともたくさんあったいい集まりとなりました。次回は来年3月を予定してます。今度は久々に何か企画でもしようかと画策中。


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しっかりコースで出していただきほんとありがとうございます。


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それぞれ、意見を持っていると人としゃべると楽しい。


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ワインもしっかり説明してもらい、満足。ですが飲まれました。


オジーノカリーヤ

モノ作りの集まり 「nanica 16」

2011年07月07日 16:53



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震災後、初めてとなる「nanica」の集いを先週やらせてもらった。

まず「nanica」ってとこから簡単に書くと、僕が主宰している仙台を中心にしたモノつくりをしている方、もしくはそういったことに興味がある方をつなげる為の集まりなのです。主にはメーリングリストで、自分の展示情報やみんなが興味ありそうな展示・イベント情報を回したり、それぞれの異業種での必要な資材などを共有できるような情報を流しています。そして、4ヶ月に1度今の言葉で言うところの「オフ会」というのか、そんな飲み会をやっているのです。


今回で16回を数え、振り返れば、4年近くやっていることになるのです。ここから、生まれた仕事も少しではあるけどあるし、何より、ここで仲良くなって、展示をいっしょにしたなんて話もあるので、うれしい限りです!


ときより、テーマなどを設けてみんなで少し準備をしてきてもらって、飲みのさかなにしながら何てこともやっているのですが、今回は特にテーマを設けずに、震災の後のそれぞれの活動や息抜きを!ってことで企画しました。ほんとに異業種って楽しいんですよ。自分が知らないことが聞けるし、モノの仕入れ方など、もしかしたら同業にはそこまで教えないかもしれないことまで、教えてくれる。何より、それぞれのモノの考えに触れることが出来るのが面白い。何気ない質問に盛り上がったりもします。例えば、作業中に音楽は必要か?なんてそれぞれの作業しているイメージやスタンスなんかが見て取れる。僕にとっては、興味深い!

というわけで、今回もストレス発散とたくさんの興味ある話、出会いがあり楽しい時間を過ごすことが出来ました。次回は11月の予定、今回参加できなかった人もお待ちしてます。これからもふらっと御参加ください。


● 今回の参加者の主な業種  木工
                     デザイナー
                     医療
                     イベント企画・レーベル主宰
                     ステンドグラス制作
                     銅製品制作  

● nanica ブログはこちら   



nanica 15 :散歩から海外まで

2010年11月17日 11:18





最近、なにか調子が狂っています。

ブログも書きためて、アップするはずが、今日気づいたら、前回が2日連続でアップしていたりとなんともちぐはぐです。


秋の心地よさで気がゆるんでいるのか。
気合入れなおしてルーティンワークしなければ!


さて、先々週の末になりますが、私の主宰しております物作りのコミュニティ「nanica」がありまして、今回も多くの方に出席していただきました。

そこで簡単にレポートします。



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nanicaというコミュニティについては、現在、ブログを制作中で、もうじきこの「tripinterior」のブログでもご案内しますが、詳しくはそちらに入ってもらえれば、うれしいです。


簡潔に書きますと、「もの作り」や「ものを伝える仕事(ギャラリー・デザイナーなど)」に携わっている方、またはそういったことに興味がある人たちのコミュニティーで、普段は、メーリングリストを使って情報の共有などを行っています。そして、4ヶ月に1度、いわゆるオフ会とでもいうのか、集まっているというわけです。

もちろん、飲みながらですが。
参加者のいい息抜きになっているとありがたいです。

どうしても、もの作りの世界にいると自分の了見が狭くなってしまいがちですので、無理しても、異業種の人と関わったほうがいいというが私の持論で、もしかすると、これは、なんの仕事でもいっしょなのかもしれませんね。



そんな「nanica」も今回で15回を数えます。

限られた時間で少しでもまとまった話をしていただくために、毎回テーマのようなものを設けておりますが今回は、「散歩から海外まで」ということで、秋の行楽シーズン真っ只中、それぞれの切り口で旅についての楽しい話をすることが出来ました。

散歩から・・・と書いたのは、私は旅というのは普段の日常からの切り離しだと思うのです。

普段、車でしか通らない道を今日は降りて歩いてみる、または電車で行っていたところを車で行ってみるとか、つまり、日常の世界から非日常の世界に入ることが旅と考えられるのです。

だってその方がきっと楽しいし、物理的に遠くに行かないと旅をしたと認識できない心より、身近でも旅は出来ると考え、好奇心に満ちている目で見る景色はおもしろいし、食べ物はきっと何倍もおいしいはずです。


あんまり、この話をすすめると、自己啓発セミナーになりそうなので、この辺にしておきます。




それぞれの視点の旅は写真やパソコン、雑誌、本など様々の伝え方で見せていただき、話もお酒も弾むわけです。なんだったら、この場所自体、旅の一部と思えるわけです。
そして、案の定飲みすぎまして、次の日はえらい目に合いました。

32歳そろそろ、肝臓を気遣わないとダメなお年頃です。




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解体からのスライド

最後まで読んでいただきありがとうございます。
H21年2月より解体からはじまったこのリノベーションの記録として、まずH21年の写真をまとめてスライドとしました。
写真をクリックするとその状況とコメントが出ますのでぜひご覧ください。


以下の「画面いっぱいでスライド」でブラウザいっぱいにスライドを見ることもできます。
右上の「show info」押すとコメントと一緒に楽しめます。

画面いっぱいでスライド



Created with Admarket's flickrSLiDR.

「nanica」って何

2009年11月18日 01:35

このブログの趣旨を振り返ったとき、必ずしも改修の進行状況のみをアップすることに多少の違和感と発展性に疑問をもってきました。

そこで今回は、私が3年前に勢いと不安の中で立ち上げて以来、細く長く続けているコミュ二ティ『nanica』について書きたいと思います。

そもそも、この『nanica』というコミュ二ティは私自身がモノ作りをする中で、いろいろなモノの作り手やそういったことに興味がある人にそれぞれ出会うけれど、なかなか、その方たちとの接点見出せないことやもっと多くの人と情報を交換したいがその場所が無いことへの不満を解消するために立ち上げたものです。

いざ、立ち上げた時には、複雑な建前を考えていましたが、3年目を迎えてふと振り返ってみると、そこはやはり単なる好奇心ということばが残ります。
そして、最初はほんの数名からのスタートが今は、若い方を中心に60名ほどの参加をいただいているこの現実は責任と少しの満足感を与えてくれています。職種も多岐にわたり、家具職人・デザイナー・漆工・飲食店オーナー・建築家・陶芸家・またそういったことへ興味のある消費者側の方々と裾野は徐々に広がりつつあります。

うれしい限りです。

このコミュの活動についても簡単にふれますと、モノ作りの作品展示情報や自分の展示告知、建築物やお店の感想、そしてイベントの紹介など、こういった情報をメーリングリストのサービスを使い、登録の参加者にいっせいに配信します。

展示情報などは、なかなか自分だけでは知りえない情報の限界を、共有することで新たな発見があると好評をいただいています。またこのコミュニティの活動として、もっとも重要なこととして3ヶ月ごとに行われる「つどい」と称している集まりがあります。
つまりは、飲み会ですが、「つどい」とした方が、聞こえがいいので浅はかながら、こう呼んでいます。

いろいろな世界で働いている方々が集まり、酒を飲み、時間を共有すれば、自然とモノ作りの話、情報、独立への不安など、ここならではの話が出来ます。

かくいう私も、参考にさせていただく意見やモノの仕入れ方法や発注の話をここで手に入れさせていただいています。

前置きが長くなりましたが、先々週の土曜に、この『nanica』のつどいの13回目を開いたのである。
2回目となる企画「工場見学」のつどいには15名の参加者が集まりました。

まずは、参加者でもある「御銅師」(アカガネシと読むそうです)の田中善くんの工房から訪れました。
「御銅師」とは、銅の手打ちをやる方のことだそうで、現在はあまり数がいないとのことです。
銅板からの加工から道具まで丁寧に説明してくれる彼の顔はほんとにいい顔をしておりました。

そこでふと思ったのが、これからのモノの作り手は、自分の作っているモノをちゃんと説明しなければいけない、とあらためて思いました。人との会話の中にも、作ったモノの価値を決める要素は多分にあるのだと。
画一的に見るのではなく、トータルとして自分の商品を買っていただくプロセスが重要なのだと考えます。

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いろいろな種類の道具を説明してくれましたが、どうやら道具の名前は、それぞれの工房によって若干違うようです。道具への愛着心が伺えました。


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丁寧な説明でみな聞き入っておりました。
しかし、そこはモノ作りの方々、技術的な質問も。


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なんと銅打ちの実演と体験もさせていただきました。
カンカンと響く音と、手に伝わる振動は普段の木工では決して味わえない体験となりました。
そして、この工房は通りに面している部分がガラス張りのため、通行人がみな気になる様子で歩みを止めるのです。

人間本来が持つモノつくりへの興味の根幹を見た気がします。



さて、その後やはり参加者で、建築家の三浦正博さんの自宅へと移動しました。

彼の家は、我が家同様、古い住宅を賃貸という条件でありながら、改修してしまったなんとも特殊な家なのです。自分の住宅への実験と追求をかたちにした不思議な家です。
わたしが思うに、決して最高の居心地ではないだろうけど、そこには、利便性を棚上げしたことによる遊びと自由度がある気がします。

一つ言えるのは何かいい感じなのです。

ちなみに、前後しますがこの「何か」がこのコミュの名前の元になっております。
モノには、言葉にすることの出来ないその「何か」が潜んでいるのです、それぞれの主観により、絶対的な答えなどあるわけも無いですが、その何かはきっと存在しています。
そして、そこに、製作者の意図を超えたそのモノの価値が使い手によって見出されるのです。

うまいタイミングで忘れていたコミュの名前を説明できて良かった。

さてさてそんななんだかしっくりくる家での飲み会、それぞれ「おにぎり」、「おかず」などを持ち寄りいろいろな話することができました。
今回も、多くの刺激をもらい、この後の活動に励みになる「つどい」となったと思います。
今後も細く長く、このコミュを続ける中で成長していけたらと思っております。

最後になりましたが、今回、家の改修ばかりでぜんぜんモノ作りをしていなかったので原点回帰で「小箱」を作りましたので、写真アップします。




― 大切な人への贈り物を入れる小箱 ―

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○サイズ 80(高さ)×73×73 mm
○材料  栗
○塗装  オイル・ワックス


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