秋の夜長にコードをいじる

2015年10月09日 15:01




めっきりと秋らしい天気となってきました。
わが家から見える蔵王山も少しずつ、色づき初めているのが見てわかります。いよいよ苦手な冬が近づいていると実感する日々です。

最近はというと、白イチにて注文を頂いていた家具の制作や家業の仕事、そして新工場のリノベの準備に追われており、なかなかブログに向かう気持ちにはなれておりませんでした。このままではいかんと何とか、パソコンに向かっております。

今日は以前に作っていた照明のことを少し書いてみたいと思います。



豆電球の照明


DSC_0283_convert_20151009135836.jpg


わが家には階段の登り口に、小さな小さな額が飾ってある壁があります。絵だったり、ポストカードだったり、古いマッチ箱をバラして印刷の道具にハメたものだったりと。そこはルール無用の額の壁なんです。これは、解体リノベ中からここに何か飾りたいと思っていたのですが、いつからか何かモノ足りないとも思うようになったのです。そこで、ふと小学生の理科の教科書に載っているような単純な回路の豆電球の照明を作ろうと思い付きました。


DSC_0284_convert_20151009135906.jpg
ランプのカサは古道具のガラスの漏斗の極小サイズ


DSC_0285_convert_20151009140006.jpg
箱の蓋を止めているのは革の端材を真鍮釘で抑えたもの


材料は大きなホームセンターに行くと意外とすぐに見つかるもので、あとはどのようにすればわが家の中で違和感がなく、設置することが出来るか?ということに。ま、そこの折り合いが一番の面倒でもあり、楽しみなところなんですが。

そして出した答えが上記写真のようなモノ。ペンキを薄めに塗り木目を出した栗の木のボックスの中に電池が入っています。そしてペンキで塗装をした線をねじり、豆電球に接続、傘には古道具の小さいガラス製の漏斗を使いました。明るさはもちろん望めませんがそれでもカチッとスイッチを入れれば、控えめに輝く光が気泡の入ったガラスを透過し、なんとも言えない表情の額の見え方となりました。(写真では暗すぎてうまくお伝えできないので割愛)

最近は照明器具も一昔前よりもずいぶんと種類も増えてきました。一般家庭では家具にお金は使っても、照明は据え付け、もしくは吊るし型の蛍光灯なんて結構あったように思います。照明は家具とは違い、置くだけではなく接続があるので照明文化の薄い日本人にはなかなか手の出しにくい領域だったのかもしれませんね。

しかし、広い意味では照明も家具、もっと自由に敷居を上げずに選んでもいいのでしょうね。そんな最近の傾向にうれしく思います。今回のように自分で作るのも結構楽しいもんで、小さい木箱なんかに飾りたいモノを入れ、裏に電源を設けて、豆電球を灯す、そんな些細な遊びで結構楽しめたりもするはずです。
秋の夜長にお酒を飲みながら、いそいそとコードをいじるのも結構おつなもんです!

栗材と鉄のキャットウォーク

2015年04月15日 18:16

4月に入り、こちら白石でも桜が葉桜になりつつあります。
毎年のように、桜の下でゆっくりとしたいと思いつつ、なかなか実現できません。性格なんでしょうが今年もバタバタとした桜の季節です。


キャットウォーク


IMG_1704.jpg

これは、昨年に納めさせてもらった特注のキャットウォークです。
マンションにお住まいの施主から「木と鉄で作ったシンプルなキャットウォーク」を!と言われ、キャットウォークはおろか、家で猫も飼ったことがないので、いろいろと調べながらの設計施工となりました。登りやすい角度や爪が当たる部分の面の取り方など。一度試作するも現場に取り付けが出来ず、なんてこともありましたが、結果、施主にも満足して頂けるレベルの強度も達成しました。今回は出来るだけ長く使ってもらいたいので硬い栗材を使い、猫の動線の幅を取りながら、リビングにこれみよがしにならないデザインとなりました。上の写真は昇り階段で、複数匹いる猫が登ったり、降りたりと楽しんでいる様子。

DSC_0142_convert_20150415094654.jpg
一段目は施主の持っていたスツールをとのことで、これがあったおかげで階段が圧迫感のない形となりました。


DSC_0144_convert_20150415094745.jpg
上がった先には、板が伸びています。この板も出来るだけ金物が気にならないように工夫しています。


DSC_0147_convert_20150415095512.jpg


DSC_0145_convert_20150415095023.jpg
こんな感じで板がぐるりと反対側まで続いています。いずれは棚にすることも想定。


IMG_1689.jpg


IMG_1708.jpg
ネコ目線。


今回、鉄筋コンクリートの建物への設置でしたが、初めてということで壁の中身がよくわからないこともあり、何かと苦労しました。でも何事も経験と改善、チャンスをくれた施主には感謝です。生活をちょっと見つめると出てくるフラストレーションそれを解消するのに少しでも役に立つなら、モノの作り手としては冥利尽きるものです。

今年も初めて経験する仕事が動いていますが、なんとか形にして施主には長く使ってもらいたい。
今回の場合は、猫に長く使ってもえたら。



※イベントは、終了しております。









:解体からのスライド

最後まで読んでいただきありがとうございます。
H21年2月より解体からはじまった築100年の自宅のリノベーションの記録として、まずH21年の写真をまとめてスライドとしました。

以下の「画面いっぱいでスライド」でブラウザいっぱいにスライドを見ることもできます。
画像をクリックするとコメントが出てきます。


画面いっぱいでスライド



Created with Admarket's flickrSLiDR.



●第2弾スライド H22年をまとめました。

2年目に入り、作業も内装中心に、そしてコウモリとのやり取りも!白くなってきれいになっていく室内をご覧ください

以下の「画面いっぱいでスライド」でブラウザいっぱいにスライドを見ることもできます。
画像をクリックするとコメントが出てきます。


画面いっぱいでスライド
 


Created with Admarket's flickrSLiDR.


●第3弾スライド H23年をまとめました。

いよいよ3年目に入り、震災もありましたが、とにもかくにも住める状態になりました。解体時からは想像できない空間。どうぞ御覧ください。

以下の「画面いっぱいでスライド」でブラウザいっぱいにスライドを見ることもできます。
画像をクリックするとコメントが出てきます。


画面いっぱいでスライド


Created with Admarket's flickrSLiDR.



●第4弾スライド 工場のリノベをまとめました。

家のリノベが終わったら、今度は工場拡張に伴ってまたリノベの欲求が。やっぱり、そこに古い建物がある限りなんとかして使える空間にしてあげたくなってきます。これは僕のライフワークかもしれない。再び始まった埃とカビとの格闘の日々をスライドにまとめました。どうぞ御覧ください。

以下の「画面いっぱいでスライド」でブラウザいっぱいにスライドを見ることもできます。
画像をクリックするとコメントが出てきます。

画面いっぱいでスライド


Created with Admarket's flickrSLiDR.





丸太から製品へ

2015年01月08日 18:51




新年あけましておめでとうございます。
今年も皆様よろしくお願いします。


製材


 さて、元旦から8日も過ぎましたが、皆さんはすっかり正月気分は抜けたでしょうか?私は未だに少し胃が疲れているような感じで正月からの気持ちの切り替えが上手く出来ていない煮え切らない日々であります。
 今年初めての記事は、本当は昨年に書こうと思っていて,フォルダの中に埋もれていた製材の記事を書こうと思います。製材は昨年の2月に行ったんですが、ちょうど昨年の大雪の前で今となっては幸運だと思っています。地元の製材所ということもあり、いつも何かと顔を出すのですが、今回のような大物を挽いてもらうのは初めてですごくわくわくしたのを覚えています。丸太から製品になる瞬間、それは木がずっと身近に感じる瞬間でした。


DSC_0276_convert_20141215170329.jpg


DSC_0275_convert_20141215165746.jpg


2尺玉(約60㎝)くらいの丸太が主で、樹種はナラとニレです。地元のチップ工場からの購入でチップの機械に入らない大きさの丸太をはねておいてもらい、安くわけてもらいました。まあ、節は少ないもののナラはコナラ出し、だいぶ固そうな材でお客さんには出せないかもしれないと思いながらの購入でした。でもまずは買って、自分で使ってみないと始まらないので後悔はなしです。


DSC_0280_convert_20141215180010.jpg

これは一番大きい玉でした。80㎝近くあったと思います。製材所の親方も久しぶりの大物で刃が心配と言っていました。案の定、煙が出て油をつけながらゆっくりと板になっていきます。


DSC_0279_convert_20141215175631.jpg


DSC_0277_convert_20141215170500.jpg


やっぱり、肉体派の仕事をしている人って背中がいいんですよね。なんか次の動作を語る形になっているというか。小さい頃に見た大工さんのかんなをかける後ろ姿を思い出します。あの焼き付いた姿が今の僕の25%は作ったと思う。


DSC_0278_convert_20141215171242.jpg

これはニレの板。これはテーブル天板に使えそう。問題は乾燥がうまくいくか。


DSC_0281_convert_20141215180137.jpg

これは脚に使えるかもと角材に、しかし、これはなかなか乾燥が難しく今現在は結構暴れと割れでお客さんにはよっぽど了解をいただかないと使えなさそうな状態に。



製材を終え、季節は替り秋になると、なんとナラ材には大量の木食い虫が発生し、大合唱でカリカリと大事な木を食べていくのです。慌てて皮をむきましたが、時すでに遅しで皮に近い部分は結構食べられて穴だらけ!

冬枯れの材なので虫には付かれにくいと聞いていたのですが、うーん、やっぱり何事も経験ですね。

今年も日々経験、新しいことにチャレンジしていきたいと思います。どうぞよろしく。



※イベントは、終了しております。









:解体からのスライド

最後まで読んでいただきありがとうございます。
H21年2月より解体からはじまった築100年の自宅のリノベーションの記録として、まずH21年の写真をまとめてスライドとしました。

以下の「画面いっぱいでスライド」でブラウザいっぱいにスライドを見ることもできます。
画像をクリックするとコメントが出てきます。


画面いっぱいでスライド



Created with Admarket's flickrSLiDR.



●第2弾スライド H22年をまとめました。

2年目に入り、作業も内装中心に、そしてコウモリとのやり取りも!白くなってきれいになっていく室内をご覧ください

以下の「画面いっぱいでスライド」でブラウザいっぱいにスライドを見ることもできます。
画像をクリックするとコメントが出てきます。


画面いっぱいでスライド
 


Created with Admarket's flickrSLiDR.


●第3弾スライド H23年をまとめました。

いよいよ3年目に入り、震災もありましたが、とにもかくにも住める状態になりました。解体時からは想像できない空間。どうぞ御覧ください。

以下の「画面いっぱいでスライド」でブラウザいっぱいにスライドを見ることもできます。
画像をクリックするとコメントが出てきます。


画面いっぱいでスライド


Created with Admarket's flickrSLiDR.



●第4弾スライド 工場のリノベをまとめました。

家のリノベが終わったら、今度は工場拡張に伴ってまたリノベの欲求が。やっぱり、そこに古い建物がある限りなんとかして使える空間にしてあげたくなってきます。これは僕のライフワークかもしれない。再び始まった埃とカビとの格闘の日々をスライドにまとめました。どうぞ御覧ください。

以下の「画面いっぱいでスライド」でブラウザいっぱいにスライドを見ることもできます。
画像をクリックするとコメントが出てきます。

画面いっぱいでスライド


Created with Admarket's flickrSLiDR.





cafe用 イス

2014年10月17日 18:22




cafe用イス


DSC_0054_convert_20141007095538.jpg

tripinteriorでは、基本的にはイスの制作は行っていませんでした。
しかし、昨年関わらせて頂いた仙台のcafe haven't we met (カフェ ハブント ウィ メット)の家具制作を受けるときにイスも、と頼まれて実験的に作ることになりました。そして、以前も記事に書いた通り何度かの試作を経て、今現在お店で使って頂いている形へと落ち着きました。
先月、行った「白イチ」以降何度かこのイスについてお問い合わせをいただきましたので、少し記事にしてみようと思いました。

まずこのイスはオーナーの以降で少し重めに作ってあるのです。それには意味があり、イスを引いた際に音が出来るだけ軽く高い音がしないようにしてほしいという要望でした。そこには、お店のコンセプトでもあり、店名からもわかる方もいらっしゃるかと思いますが、空間の中で音楽をとても重要視しているからです。※ちなみに店名の haven't we met はKenny Rankinの名曲です。



と、話は脱線しましたが、そういう意図があり、重めの構造になっています。肘置きも出来るだけシンプルということで直角に仕上げております。ちなみに安定するように前方から後方に向けて10㎜ほど下げてあります。横から見ると分かる程度使っている分にはまっすぐだと思って頂けると思いますが。そして、右左で長さが違うのは、人の動きが左流れになってほしいという誘導の意味です。さらに右側の長い方の肘置きにはバッグやコートをかけるときに安定して見えるようにとの意図もあります。

座についても飲食店ということで厚めのウレタンを入れてあります。その分耐久性はあるのですが、見た目座面が重い気もします。その辺はオーナーとの話し合いでの落とし所ということになりますが、現在でもオーナーには気に入ってもらえているようで一安心です。

これを機に少しずつアイディアをためているのですが、まだまだ、家庭用というレベルまでは至っていないと自分では思っています。ただこの無骨でタフな形でもいいという方が入れば作ることが出来ますので、気になった方はぜひ仙台のcafe haven't we met opus 店で実際に座ってみてください。


DSC_0059_convert_20141007141030.jpg


DSC_0056_convert_20141007100251.jpg


DSC_0057_convert_20141007100356.jpg


DSC_0058_convert_20141007100559.jpg

白イチに出したモノ

2014年10月03日 18:29




白イチから早くも1ヶ月が経ち、気づけば、今年もあと3ヶ月です。毎年この時期はセンチメンタルな気分になるもので、少しずつ落ちる葉を見ながら、毎日の日の入りの早さを実感しています。

さて今回は、そんな白イチに出していたオリジナルの小物をご紹介します。今回の白イチは前回よりも多くの人が来白してくれたのでより多くの方に見て、触れて頂くことが出来ました。まだまだ二足のわらじで多くのモノを作れるわけではないのですが、これらは、僕自身が自分の生活でほしいと思って作っているものです。何気ないこういうモノが生活の中でふと気になったら、それは住空間への興味の始まりかもしれません。


ポストカードの額


DSC_0001_convert_20141002141711.jpg
昔から、ポストカードが好きでよく部屋に貼ったりしていたのですが、ポストカードも額に入れたらきっと美しいはずと。
そんな思いから、結構長い間作り続けているものです。縦長を基本に作っていますが、もちろん横用のものもあります。主に栗材のオイル仕上げを中心に作っていますが、オーダーでナラ材やタモ材でも制作しています。通常はマット(余白の厚紙)もセットで販売しています。面のとり方も丸面や角面など、準備しています。
ポストカードを無造作に飾るのもいいですが、1枚くらい額に入っていると妙にしっくりくるものです。


DSC_0002_convert_20141002142659.jpg


DSC_0003_convert_20141002142814.jpg


DSC_0004_convert_20141002143703.jpg



ブックエンド


DSC_0018_convert_20141002144033.jpg
これも、ブックエンドにしたら、これ以上ないくらいのシンプルな形です。
主に桜やナラ材で作って、オイルで仕上げています。元々は文庫本やCDなどを抑えるのにその対象よりも大きなブックエンドはしっくりこないというのが制作のきっかけです。金属だけのモノはシンプルでいいのですが、それだと区切り、句読点の意味がないのです。もちろん、そういう事のほうが都合が良い場合もあるので、それはそれですが、僕はモノを抑えた上で、かつ対象物の句読点になるようなモノが欲しかったのです。


DSC_0019_convert_20141002144309.jpg


DSC_0021_convert_20141002144401.jpg


DSC_0023_convert_20141002144543.jpg
これは、古材を使ったブックエンド。これは完全に僕の趣味のようなモノです。ちなみにこちらも販売しておりました。


DSC_0022_convert_20141002144450.jpg
左が無塗装で、右はオイル仕上げとなっています。


何か気になったものなどあれば、お気軽にコメントなどください。




:解体からのスライド

最後まで読んでいただきありがとうございます。
H21年2月より解体からはじまった築100年の自宅のリノベーションの記録として、まずH21年の写真をまとめてスライドとしました。

以下の「画面いっぱいでスライド」でブラウザいっぱいにスライドを見ることもできます。
画像をクリックするとコメントが出てきます。


画面いっぱいでスライド



Created with Admarket's flickrSLiDR.



●第2弾スライド H22年をまとめました。

2年目に入り、作業も内装中心に、そしてコウモリとのやり取りも!白くなってきれいになっていく室内をご覧ください

以下の「画面いっぱいでスライド」でブラウザいっぱいにスライドを見ることもできます。
画像をクリックするとコメントが出てきます。


画面いっぱいでスライド
 


Created with Admarket's flickrSLiDR.


●第3弾スライド H23年をまとめました。

いよいよ3年目に入り、震災もありましたが、とにもかくにも住める状態になりました。解体時からは想像できない空間。どうぞ御覧ください。

以下の「画面いっぱいでスライド」でブラウザいっぱいにスライドを見ることもできます。
画像をクリックするとコメントが出てきます。


画面いっぱいでスライド


Created with Admarket's flickrSLiDR.



●第4弾スライド 工場のリノベをまとめました。

家のリノベが終わったら、今度は工場拡張に伴ってまたリノベの欲求が。やっぱり、そこに古い建物がある限りなんとかして使える空間にしてあげたくなってきます。これは僕のライフワークかもしれない。再び始まった埃とカビとの格闘の日々をスライドにまとめました。どうぞ御覧ください。

以下の「画面いっぱいでスライド」でブラウザいっぱいにスライドを見ることもできます。
画像をクリックするとコメントが出てきます。

画面いっぱいでスライド


Created with Admarket's flickrSLiDR.







最新記事