一つの形

2011年07月21日 17:23

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昨日今日と例外なくらいに寒いが、今年の夏も暑そうだ。

気づけば、震災より4ヶ月が経ちました。あっという間な気がするけど、その感じ方は人それぞれ。先日、と言っても結構日が経ちましたが、皆さんに支援いただいた、亘理町よりお礼の手紙が届きました。ワードで打たれた文章ですが、とても、気持ちが晴れ晴れするそんな印象。決して、こういった見返りを求めた訳ではないのですが、あるとないとでは大違い。まるで、旅行者に親切にしたお返しに手紙が来たような、そんな気恥ずかしさが同居します。


ほんとにこれからだから、がんばってほしいと強く思います。
全国的に見れば、少しずつ風化が進んでいる震災関連情報、そして、それに輪をかけて広がる放射線問題。震災関連の記事、これからも時々このブログでも触れていきたいと思います。



震災の実り、そんなモノがあるとするなら!

2011年06月24日 12:03

こちら宮城も梅雨入りし、暑さも相まって、ジトジトとした嫌な天気です。

これでは、避難所ではたいへんな夏が予想されます。
最近、テレビなどでは被災地の「ハエの大量発生」が問題にもなっています。そりゃあ、尋常じゃない数のようです。原因はもちろんいろいろありますが、津波地域で言えば、漁港などの魚が打ち上げられたモノが腐敗したことや、排水溝が土砂で埋り、溜まった汚水が原因とも言われています。寒さの次は暑さがもたらす問題が続出。

でも、少しずつではありますが、仮設の入居も確実に増えているようです。また2年間の期限付きではあるが、民間賃貸住宅への家賃補助などもあり、生活環境も改善に向かっています。政府の復興への対策や青写真が遅いのは否めないけど、やいや言う前に、手を動かせというのは、職人経験があるからかな?!


そんな中でも、東京を中心に粘り強く活動している団体を御紹介。
私も参加している団体です。(前も紹介しました)
以前は全面的に物資の収集を被災地外から頼っていたのですが、インフラや物流がおおむね復旧した現在、被災地での物資の供給に切り替えようと実験的に動きだしているようです。一つ支援のケーススタディとして大きな意味があると思います。望むべきことでは有りませんが、災害大国日本にとって、今後も甚大な災害はきっと起こるはずです。新しいモバイルツールを生かした震災復興へのノウハウはまさに、「震災の実り」!なのかもしれません。



『復興市場』

【以下転記】


●支援のしくみ

2011年3月11日に起こった東日本大震災における津波によって、岩手県・宮城県・福島県の沿岸部の多くの地域は、甚大な被災を受けました。被災者の方々は、自宅や車、全ての家具と電化製品、大切にしていたもの、そしてそれまで使っていたありとあらゆるものを一度に失ってしまいました。

ほどなく、支援の輪が広がりました。震災で全ての物品を失った被災者は、各地から送られてくる支援物資によって、大いに助かっています。しかし、被災地の人々のための新しい商品は全て、その被災地以外の場所で購入されていました。そこで私たちは、被災地の地元商店から支援物資を購入して被災者に送ることができるショッピングサイト「復興市場」をつくりました。


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復興市場は、被災地から要望のある支援物資を、被災地の商店から購入していただいて、直接被災者の元へお届けするシステムです。皆様のご支援によって、支援物資が被災者に届くだけでなく、購入された商店をとおして被災地の経済を潤します。

被災地の「人々の暮らしの復興」と「町の復興」、その両方へ同時に活かされるしくみです。


詳しくはこちらご覧ください!

「食べて・飲んで・使って・東日本を応援」

2011年06月07日 15:53


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今日は暑い。
いよいよ、東北にも暑さが襲来です。これでは、避難所生活の人はもっと暑くてたいへんだろう。そして、暑さがもたらす、蚊などの発生。さらには焼肉店などを中心に発生している細菌の類の衛生問題。寒い時期は寒い時期で問題が多かったが今度は暑さの問題だ。こういった時、四季の国日本があだとなってしまう気がする。

メディアを含め、国民の意識も少しずつ、震災の風化が正直感じられるようになってきました。ま、それ以上にお粗末過ぎる「痴話げんか」が大々的に繰り広げられているのだから、残念でしょうがない。

そんな中、被災地では日々の生活がまさに現実の世界、わが町白石でも相変わらず、節水の呼びかけが行われています。トイレットペーパーを流さないことや極力下水への配水をしないこと。原因は最終下水処理施設の損壊です。海岸地域にあった処理施設が津波で壊滅!新聞によると2~3年はかかる見込みとのこと。正直慣れないこの生活はいつまでつづくのだろうと苛立ちが募ります。震災直後は断水に停電とライフラインの壊滅に、苛立ちさえ通り越す勢いでしたが、震災からもうすぐ3ヶ月、いろいろなモノが充足してくると、人間また欲が出てくるものです。当然のことと言ってしまえば、それまでですが。まだまだ、不自由な生活をしている人が、つい10数キロ先にいると思うと複雑です。


最近、所属しているボランティア団体が入手した「生活支援物資リスト」すべてを失った人がこれだけの物資ではなかなかたいへんな気がします。考え方は様々です。このリストは国の物なのか県、自治体なのか定かではありませんが、何かのきっかけになればと載せました。

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支援の形も変化してます。今日はその一つおいしい支援の形を御紹介!

「食べて・飲んで・使って・東日本を応援」

こういうのを見ると、ほんと、今はマッチングがビジネスになるのだとあらためて感じます。支援したい側と買ってもらい復興したい側のニーズが見事にシステム化されています。既存のシステムに付加価値をつけるこの柔軟性。

さすがです。アマゾン!

支援物資 ありがとうございました。

2011年05月30日 14:38


やっと、いろいろなことの先々が見え初めてきた感じがします。
単発的には予想外のこともたまには起こりますが、そんなことすら慣れた気が。

そこで、今回は送っていただいた物資の集計をしようと思い、送り状を貼ったノートや物資リストを見返して見ました。自分自身その時はリストを作るだけで精一杯でいつもにも増して、汚い字の走り書きにちょっと違う意味でがっかりです。
善意の気持ちの一つの指標にとまとめてみましたので、ご覧ください。


●支援物資 小口数              60個


●支援物資(文具類)  
          1. ノート          1,109
          2. メモ帳            457
          3. スケッチブック        16
          4. お絵かき帳          83
          5. 鉛筆           1,564
          6. シャープペン         96
          7. シャープペン芯       27
          8. 消しゴム           699
          9. 鉛筆削り          212
         10. 色ペン            276
         11. 色ペンセット          8セット
         12. 色鉛筆            99
         13. 色鉛筆・クレヨンセット  117セット
         14. ボールペン         519
         15. 筆入れ             57
         16. 定規              91
         17. 定規セット            9セット
         18. 三角定規           10  
         19. 分度器             16
         20. 文具セット           50セット
         21. クリアファイル       122
         22. のり              169
         23. はさみ             56
         24. コンパス            15
         25. カッター             5
         26. ホッチキス            8  
         27. 下敷              28
         28. セロファンテープ       10
         29. 付箋              29
         30. 封筒             140

     (下着類) 
          1. 靴下(男性)         118
          2.  〃 (女性)           58
          3.  〃 (子供)           70       
          4. 下着(男性)         148
          5.  〃 (女性)          277
          6.  〃 (子供)           64
          7. 肌着(男性)          88
          8.  〃 (女性)           59
          9.  〃 (子供)           45
         10. ストッキング          42

      (靴類)
          1. スニーカー(女性)       5
          2.   〃  (子供)         5
          3. サンダル(子供)         4
          4. 長靴(男性)           7 
          5.  〃 (女性)            8
          6.  〃 (子供)           14
          7. ブーツ(女性)          1
          8.  〃 (子供)           5

※この他にも多くの種類の物資を送っていただきましたが、今回は私の方でお願いした物資の集計とさせていただきましたので、御理解ください。

●支援回数                     6回

●支援地域(団体)          石巻地域
                       亘理町
                       山元町
                       お絵かきボランティア団体(仙台) 

●支援者
          1. 神奈川県大和市  S様
          2. 宮城県白石市    M様
          3. 東京都三鷹市    S様
          4. 宮城県仙台市    T様
          5. 宮城県仙台市    M様
          6. 千葉県流山市    T様
          7. 宮城県白石市    M様
          8. 東京都江東区    S様
          9. 兵庫県篠山市    K様
         10. 奈良県桜井市    K様
         11. 奈良県大和高田市  I様
         12. 神奈川県横浜市   Y様
         13. 富山県富山市    K様
         14. 京都府城陽市    T様
         15. 東京都港区   B㈱M様
         16. 愛知県知立市    W様
         17. 群馬県利根郡    Y様
         18. タイ (バンコク)   A様(ソフトボール会)
         19. タイ (バンコク)   A様
         20. 奈良県橿原市  T㈱S様
         21. 宮城県仙台市    T様
         22. 大阪府藤井寺市   O様
         23. 兵庫県神戸市    T様
         24. マレーシア (クアラルンプール)
                          S様
         25. 大阪府岸和田市   T様
         26. 埼玉県さいたま市  S様
         27. 兵庫県姫路市    K様
         28. 和歌山県伊都郡  Y様
         29. 広島県呉市     Y様
         30. 島根県益田市    T様
         31. 北海道札幌市    S様

※これはあくまで、送り状に名前のあった方のみの御紹介です。もちろん、この方々が代表として送っていただいたケースもたくさんあるわけですから、それはそれはたくさんの方々のお声がけの力の結果が今回の支援となったのだと思います。間接的ですが、皆さんありがとうございました。



やっと一区切りがついた気がします。
支援を募集した当初より、このように結果報告をしようということで動いてきましたので、形は違えど、送っていただいた物資の報告をすることで、皆様に返したようなそんな気持ちです。支援の力が必要な地域はまだまだたくさんあります。被災地域の参品を買うなど今までとは違った形の支援の方法もたくさん出て来ました。気の長い復興への道、ゆっくりではありますが、皆さんに応援してもらえれば心強いです。
とりあえずは、今回のご支援ありがとうございました。

                                 

ワタナベケイタ
      

支援物資と5月病

2011年05月18日 01:07



ずいぶん日が開いてしまった。
なんだろー。
震災から1ヶ月程度は、気がはっていたのか。いろいろとがんばれた気がするのに。仕事もこなさなければならないことに追われるように、ただただこなしてきた気がします。そしてここにきてふと気が抜けて、まるで5月病のよう。
もちろん、この間に、皆さんから預かった支援物資も全て配り終えたのだけど。一種の燃え尽き症候群的なことだろうか。どうにも、自分自身の歯切れの悪さにがっかりしてしまう日々を過ごしてる。


支援物資も、ゴールデンウィーク中に全て配布終わっていたので、記事として、ブログにアップせねばと思いながら日がたってしまった。今こうしていても、なんだか今までにない気持ちで、肩がこる。



支援物資ありがとうございました。



まずは、僕の呼びかけに御賛同いただいた皆さんからの支援物資をしっかりと山元町と亘理町のしかるべき部署にお渡ししてきたことを御報告します。計5回に分けて、約週1回のペースで渡してきました。皆さんも御存知の通り、そして、私自身もこのブログで書きましたが、この間も支援物資のニーズは刻々と変わり続けてきました。正直に書きますと、最後に訪れたゴールデンウィークには、亘理町では受け取りはしていただけず、山元町に受け取っていただきました。

この書き方は適切ではないかもしれません。しかし、実際に支援をしている人でなければ、なかなかわからないと思うのですが、支援物資を運ぶ先、主に体育館などには良くぞ積んだというくらいに山積みの物資がそびえています。そんな状態ですから、正直、支援している団体はじめ、個人の私などはもらってもらえるか不安を抱えながらの搬入となるのです。もちろん、無理に押し付けては本末転倒な訳で。さらにスタッフなども被災していたり、疲弊した状態で仕事しているので言葉選びなどやりとりには非常に気を使うのです。


当初はほんとに限られた供給の中で、個人レベルの支援物資は小回りの効いた敏速でピンポイントの支援ということで非常に効果的でした。そして受け取るほうにも感謝の色が強くあり、支援している者にとってもやりがいがありました。しかし4月半ばに入ると私が支援していた地域の状況は非常に改善してきたのです。その大きな要因は交通網の正常化に伴う多方面、多団体からの支援物資の輸送が可能となったことです。もちろん、この地域で全ての物資が供給過多かというとそうではありません。5月半ばの現在もまだ必要としている物資があるのは事実です。ただ、必要な物資が非常に細分化し、避難所から仮設などに移動した先での必要なモノへとニーズが変化し、より個人的なモノになっているのです。例えば、ドライヤーや虫除けスプレー、日焼け止めやひげそり、調味料など、こういったものは数の把握が難しい上、平等に配れないなど問題が多く、なかなか声がけが出来ないのが現状です。しかし、こういった物資でさえ、時間は少しかかっても近隣自治体などの協力で少しずつ支援の輪が伸びているようです。



支援情報の鮮度



今回、支援物資を取りまとめることで、支援の重要性を学んだ一方で、その情報の鮮度がいかに大切かを学びました。この問題は阪神淡路大震災の時も話題になりましたが、今回はさらにその重要性が再認識されたようです。ネット環境の整備、ツイッターやフェイスブックなど瞬時に世界中から支援物資の要求が飛び交う中で、どうしても生まれるタイムラグや伝言ゲームのように解釈が変わる要望などなど、もちろん、こんな非常時にそれを一元化できるほど、整った環境はないのはわかりますが、多くのボランティア団体がこの壁を前に苦しんでいるのが現状です。今はちらほらとこのニーズのマッチングの改善方法がやはり、行政主導ではなくボランティア団体など主導となり、確実に成果を上げ始めています。よりロスの少ないピンポイントでの支援を期待したいですね。



文具の行方と言い訳



今回支援いただいた多くが文具ということで、主に山元町と亘理町の学校施設へと配られ、4月後半の学校の開始ともに、多くが配られた模様です。5月に伺った際にもまだ十分在庫があるようで、数年は子供たちにわけていけるとのことでした。


最後になりますが、言い訳を!
今回、ブログを通して多くの方々にご協力いただいていたので、できれば支援物資が渡されたところの状況をカメラにおさめたいと思っていたのですが、すみません。シャッターを切ることが出来ませんでした。毎回カメラは持って行っていたのですが、被災された方々やそれに対応する自衛隊、役場職員、ボランティアスタッフの中でカメラを向けることが、自己満足にしか思えず、結局カメラケースからも出すことが出来ませんでした。でも、渡した時の「ありがとうございます」という言葉は皆さんに伝えたいと思います。この言葉は最後に支援しに行った時も言っていただきました。「必ず、子供たちにこの文具がどういった形で届いたか伝えます。」と言っていただいたこともありました。一瞬にして多くのモノをなくした子供たちにとってはささいな支援の形ではありましたが、ほんとに意味のあることだと思います。

今回こういった形で、皆さんの支援の気持ちを橋渡しできたことで多くのことを勉強させてもらいました。ありがとうございました。
今後も、ブログを通して、思うことを書いていけたらと思います。



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●4月21日 支援物資



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●5月2日 支援物資


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●5月2日 支援物資


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●5月6日 支援物資(ペンもすべて書けるかチェックして種類ごとに袋に入れて本数を書く)


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●5月6日 支援物資(ダンボールには上と側面に内容物を書く、側面に書くのは山積みされた際に見えるように)



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●5月6日 最後の支援物資



※こちらの記事内容はあくまで、現場を経験した個人の意見です。また、物資の配布状況や需要についても山元町、亘理町のものです。岩手県三陸方面や気仙沼、石巻地域とは状況が異なっています。詳しくは各自治体のホームぺージや支援ボランティアホームページで検索ください。


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