虫食いの穴だけで、虫はいませんよ。

2010年02月25日 23:38

先週、報告したロフトの間の狭い壁の仕上がりがどうも気に入らない。

家に帰って、風呂に入っても、寝る前に想像してもしっくりこない。

こういう時は、ほんとささいであればささいなほど、気持ちが悪いもんです。


原因の部分がこちら。


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この一番下に映っている「鴨居」の新設材がどうもしっくりこないのです。

何がかというと、そう色目です。

なんだか、この建物の色として、いや、局所的にこの部分に関して、違和感を感じるのです。


悩んだ結果、白ペンキで塗ることにしました。

古材の棚板を、白の板と白の「鴨居」ではさむという仕上がりです。

まずは、マスキング、そして、仕上がったのがこちら。


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光の反射で見難いですが、黒と白のモノトーンでまずまずの仕上がりです。


そして、1回気になると、いろいろバランスを考えてしまうもので、ロフトの棚の枠もこの勢いで塗ることにします。

同様にマスキングをして。


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仕上がったのがこちら。


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いずれはぶつかったりしてはがれるのでしょうけど、経年劣化は計算済みで、それをよしとしての判断です。

この辺の判断はセルフリノベのいいところで、便利、手間要らずという現代の算式からは自由にはみ出せるのです。



さて、このロフトの棚の床板は、実は最初、フローリング材を考えていたのですが、この家から出た古材を張ることにしました。

私の友人で建築家の方がやはり、古い家のリノベーションをされていて、古材を床材として使っていて、これが実にいいのです。

まねをするのは、嫌いなひねくれものですが、なんの屁理屈も自分に言い聞かせることなく、満場一致で古材とあいなりました。


まずは、寒風吹く中、古材を引っ張り出し、水できれいに洗い流します。


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クギが刺さった板も、反った板も割れた板も極力使います。

それを楽しんでこそ、古材を使ったおもしろみがあるのだと、私は思っています。



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洗った材は、水を切り、室内でしばらく、乾かします。



そして、次の週末いよいよ古材張りに入ります。

まずは、反りがひどい材料に鋸目を入れて反りを和らげる作業。


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反っているとこのようにクギがさしにくい上に、割れる恐れがあるのです。



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板厚の3分の2ほどの深さで鋸目を入れていきます。


すると、このように平滑に割れることなく固定することが出来ます。

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ここまでくれば、あとは、油で磨き、現物の長さに切って納めるだけです。

虫食いなどもありますが私にとっては、それもまた景色。

一般的では決してないのでしょうが、一人でもこのような雰囲気を楽しんでくれたらと、切に願います。

ちなみに、虫食いの穴だけで、虫はいませんよ。


そんな床がこちら。


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