脇に追いやられたモノが好きなのです。

2010年07月20日 10:23




● キッチン上のロフト仕上げ


先週、ほぼ終わったと書いていたロフト部分、このロフトはリビングの上のロフトで、実はこの手前に一段下がったキッチン上のロフトがあるのです。

今週はこの一段低いロフト(先週梁と梁の間の小窓をつけた)の床の”遮音シート”の張り方と手直しをしました。

先週に引き続き、シートの張り方は彼女に手伝ってもらいます。



「キィーキィー」とコウモリの鳴き声が聞こえるこの空間での作業は、なんともやるせない気持ちになります。

床には、天井の板材の隙間から”糞”は落ちてくるし、「トホホ」です。

唯一の救いは、”糞”は乾燥していて、臭いも少ないことぐらいでしょうか。



いずれにせよ、早く外部を仕上げて隙間をなくしてから、屋根裏のコウモリの入り口を夜、塞がなくてはなりません。

計画は綿密にそして確実に遂行しなければなりません。

ネットで調べると、これが、結構こうもりとの戦いをされている方がいまして、皆さん長期戦で2~3年なんてざらみたいです。

まったく、一度コウモリに気に入られると、ちょっとやそっとでは動いてくれないよう。

夏に向けての大仕事です。


脱線しましたが、そんな仕上がったロフトはというと。



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※丸太につぶされた現場のようですが、完成の喜びの事故です。




● キッチン天井部の根太の塗装



今週そのロフトの下、キッチンの天井部の”根太”の塗装もしました。

以前より、塗装(オイル)するかどうか迷っていたのですが、やっぱり、気になったところはやってみることに。

やらずに後悔より、やって後悔!



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まずはペーパーをさっとかけて、素地を調整します。



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その後、オイルをすりこみ、しばらくしたら、余分なオイルは拭き取っていきます。

吸収しきれない余分なオイルは、乾燥を遅め、べたつきの原因となってしまいます。

小さな手間ですが、こういったことをやらないと、出来たときに大きな差が生まれるのです。


そして仕上がりはこちら!



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写真では伝わらないですが、塗ることによって、杉の白太と赤太がはっきりと際立ち、より杉の持ち味がせんめいとなった気がします。

これは、やってよかった成功例。




● 玄関周りの下地処理



しばらく、手をつけていなかった玄関周り、天気も悪い日が続くことから、集中して作業が出来ました。



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”玄関土間の納戸入り口”




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”玄関脇の壁の断熱処理”




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見てもお分かりの通り、かなりモザイクのように、コンパネを張っていますが、これは、このセルフリノベーションをやる時から”極力ゴミを出さない””ある材料はとことん使う”というテーマの一つの努力の現われです。


当然こんなことをやっていたのでは、普通仕事にはなりませんが、これは仕事ではなく、ライフワークであり一つの問題提起なのです。


小さな田舎町で、大正から昭和の初期に建てられた多くの建物が、荒廃の一途をたどっています。

私の町を含め、私が好きなのもありますが、いろいろな町に行っても目についてしまうのです。

壊されるでもなく、ただただ放置される建物。

そこには、建物の維持ができない経済状況や管理する上での人手の問題、そして、町全体としての土地の不活用等問題と原因は際限ありません。



そこで、少しでも自分たち(身体を動かせる若い人がいて、発想の転換が出来る気持ちがあればそれは一つの核になる)が、努力をすれば、新しい建物にはない魅力をこの見捨てられている建物で生かせるのではないだろうか?と思っています。

その際、最小限の資金という意味において、極力部材は再利用し、余った材料は手間でも細かく使うということを心がけています。


正直なところ、大規模ではやはり、このような作業はロスになるというのが実感です。

でもこの経験はきっと、いつかどこかで生かされると思っています。



要は自分たちの手で少しでも荒廃していく建物を残す方法を模索したいということです。

なにせ、こういった時代から不必要といわれて脇に追いやられたモノがとにかく好きなのです。


※もちろん、強度が必要な場合、構造上1枚のコンパネを使わないとダメな所はしません。
 そこまでしたのでは、再生の本末転倒ですから!



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