作る事も直すこともいっしょ

2012年02月27日 12:06







今年は、カメムシが大量に発生して雪が多いと予想されていましたが、これがほんとうに多い。先週末も地元白石で16cmの積雪でした。僕が地元に戻ってからこんなに積もったことはないし、おそらく10年ぶり位の積もり方だった。前日は晴れて少し暖かさを感じたくらいなのに、朝起きたら大粒の雪がしんしんと積もっていた。日本海側の人には笑われそうだが、太平洋側の宮城では結構な驚きでした。そして、なによりこのカメムシ発生が大雪の予想をここまで当てることにあらためて驚きと先人の知恵や自然の仕組みの巧妙さを感じた。庭の木を見れば、春が近いことをしっかりと示している。待ち遠しい限り。


イスの直し


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このイスは知り合いの陶芸家の方からの仕事で、イスのゆるみを直して欲しいとのこと。
主人の話ではおそらく、以前に住んでいた環境と今の環境の違いによる木のやせだろうとのこと、モノ自体は中国の骨董店のオーナー家族が実際に使っていたモノで、商品ではないもの。しかし気に入って、売ってほしいといったらあっさりと売ってくれたらしい。なので、作りはその時々に素人直しをしている状態、決して粗末ではないだけに出来る限り、それなりに見えるように直しをしてあげたい。こういうモノの歩みの話を聞くと人のモノでもなんだか、愛着が沸いてくるから不思議だ。作業台にどんと鎮座させるとなんだか話かけてくるよう。最近、古い家を直したせいか、たまにいろいろと直してほしいという話をもらうことがある。ほとんどが知り合いだけど、でも作る事も直すこともいっしょでその人にとっての大事なモノが増えることには変わりない。



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曲げ木の触れ止めの部材が乾燥で割れている


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何度か釘で補強しているようだが、ネジ止めはされておらず、ボンドも使われた形跡はない


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緩みのあった脚の接合部分を外して見ると、ここもボンドは使われていない


中国の木工の歴史は詳しくはわからないので推測だけど、作りから考えるとイス自体はやはり50年近くは経っている気がします。ばらして見ると、ほんとに勉強になるなあ。


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ばらせる所はばらしてボンドを入れて組みなおし


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その他割れていた部分も木屑のパテを入れ、同系色で塗装


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オイルで磨き直しをして、晴れて完成




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