イスのカタチ

2014年06月24日 19:38



梅雨に入ってすぐに長雨が降った宮城、いやな梅雨が始まったと思っていたら、なんだか拍子抜けのような天気が続いています。晴天とまではいきませんが、雨は特に多くはないという印象。外で作業することが多い私としてはありがたいかぎりです。

さて、今回は、今年早々に納めさせてもらったcafe haven't we met opus店用のイスのプロトタイプのご紹介です。家具を作る場合、ある程度の形になるには何回かの実寸でのバランスが必要になってくるものです。特にイスの場合は立ち姿自体の安定感が実際に座った時の安定感に関わるということも言われています。そんな形に行き着くまでのこと。


イスのカタチ


正直このお店のオーナーからイスの注文をいただかなかったら、イスに手をかけることはなかったと思っています。私自身、家業の仕事をしているので多くの時間を使うことも出来ませんし、まして、数脚のためにたくさんの治具(加工するための道具)を制作し、図面に起こすことは結構なハードルです。しかし、オーナーからの鉄を組み合わせて作って欲しいという要望が、とてもおもしろく簡単に引き受けてしましました。もちろん、プレッシャーはありましたが、好奇心が勝ったということでしょうか。

そんな、漠然とした出会いのような動機で少しずつカタチにはなっていくものの、出来上がったモノは鉄脚の関係と強度を取り過ぎたことで重く、とても使いづらいものになってしまいました。(下画像 テーブルもプロトタイプで古材とタモの30㎜厚の天板の提案)


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テーブル天板は古材で無塗装とオイル仕上げのパターンで塗り分けています。


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タモ材のオイル仕上げの天板

そこで鋼材の種類を変更しさらに、鉄工所のアドバイスを受けながら、最終形に一番近いカタチになんとか収まりました。それがこれです。


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この段階では、鉄の色の提案も兼ねて、灰色にしてみました。カタチは大体決まったのですが、結局座り心地を考えて、背もたれを2本に増やしたり、もっとエッジが立っているイメージがいいということで角ばったイメージで面をとった木部とし、座面の縫製方法やファブリックの変更と数カ所の変更の末に現在のお店に並んでいるカタチにたどり着いたという感じです。なんでもそうですが、納得するラインまで辿り着くまでには結構な時間と手間がかかるものです。
その緊張感とワクワクする気持ちのせめぎあいが今となってはいい経験だったと言えますが、当時は相当なプレッシャーでした。

オープンして半年、今も多くのお客さんに座って頂いているイスを製作出来たことは、ほんとにいいチャンスを与えてもらえたと感謝の気持ちです。




:解体からのスライド

最後まで読んでいただきありがとうございます。
H21年2月より解体からはじまった築100年の自宅のリノベーションの記録として、まずH21年の写真をまとめてスライドとしました。

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●第2弾スライド H22年をまとめました。

2年目に入り、作業も内装中心に、そしてコウモリとのやり取りも!白くなってきれいになっていく室内をご覧ください

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●第3弾スライド H23年をまとめました。

いよいよ3年目に入り、震災もありましたが、とにもかくにも住める状態になりました。解体時からは想像できない空間。どうぞ御覧ください。

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●第4弾スライド 工場のリノベをまとめました。

家のリノベが終わったら、今度は工場拡張に伴ってまたリノベの欲求が。やっぱり、そこに古い建物がある限りなんとかして使える空間にしてあげたくなってきます。これは僕のライフワークかもしれない。再び始まった埃とカビとの格闘の日々をスライドにまとめました。どうぞ御覧ください。

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