直したいと思うモノ ありふれた器

2015年05月22日 19:15




今年の春はとにかく暑いし、雨が降らない。
お出かけにはいいのですが、こんな天気だと庭の植物が気にかかります。2日に1回は朝に水撒きをしていますが、なんだか草花だけではなく、樹木すら葉がしおれてきています。あーこんなに雨を望むことも少ないですが、2~3日ざぁーっと降ってくれないかな・・・・・!

さて話は変わりますが、今年も「白イチ」開催することが決定しました。※詳細はまた次回に詳しく!
まずは、ざっと情報を!

◯開催期間 7月11日(土)、12日(日)※今年は金曜日は開催しません。
◯時間    10:30~16:30
◯会場    例年通り tripinterior工場敷地 (宮城県白石市字堂場前50)
◯出店者   ※次回詳細お知らせします。

今年でなんと3年目、オープンハウスを入れると白石でのイベントは4回目となります。
3年続いたことはほんとに来て頂いたお客さんと関わってくれている方々、そして出店者の力です。
今回もみなさんの期待を裏切らないように、主催者自ら率先して楽しみます。


直したいと思うモノ


DSC_0064_convert_20150521235429.jpg


DSC_0063_convert_20150521235404.jpg
印判のそば猪口 現在は主に酒器として使っています


DSC_0061_convert_20150521235313.jpg
このそば猪口は江戸後期くらいはありますが、やはり数は多めです。でもそれをあえて直すことで、意図しない美しさが生まれます


DSC_0062_convert_20150521235343.jpg


白イチでは昨年より、継ぎ直しをした古い器を展示販売しております。

継ぎ直しについて簡単に説明しますと、金継ぎや銀継ぎなど直しという技法は、日本人特有のもったいないという精神から産まれています。限りられた材料でモノを大切に使うというその気持が器を継いで使うという文化を作り上げたわけです。当時はおそらく漆のみで補修をしたと思いますが、そこで茶人たちが、器をあえて割り、漆で継ぎ、さらにその上に金をまくことを始めたです。現代で考えるなら、乱暴かもしれませんが、新品のジーンズをあえて傷つけるダメージジーンズといったところでしょうか。

そういった、金や銀で継ぐ文化は次第に茶人たちに好まれ、一般的な器のリサイクルという視点からは遠ざかっていってしまいます。(そこには技術の進歩、生活の向上、器の流通など他にも多くの理由が考えられます)しかし、最近になって、この継ぐ文化に昔ながらの流れが少しずつではありますが回帰している動きがあります。金継ぎ教室、ワークショップなど、自分が使いなれている器をながく使うために直すことや昔使っていた食器を直して飾ってみるなど、いずれにしても使い手のすぐ側に寄り添うものを気軽に直し使おうという考えです。この流れには、漆や本金を使わないで簡単に直す技術が誕生したのも大きな原因ではあります。(本来の金継ぎとは材料など根底から違うという考え方もあります)

さて、そこで、私が考える継ぎ直すこととは、新しい身近なものを修理することもいいのですが、一番は古い器で当時は一般大衆に使われ寄り添っていた器を漆を使い、金や銀で継ぎ直すことを目指しています。昔の茶道具でもなく、歴史のある高い器でもなく、つい100年や150年前に庶民の食卓に並んでいたような雑器を継ぐことで、当時手を入れるはずもなくなった量産品の中に、意図しないモノの美しさを感じるのです。またもう一つ理由があるとすれば、この時代の雑器は数が多いために欠けていたりすれば、捨てられることが多く結果的に将来数が激減することが予想されるのです。(これは私の個人的な見解です)それをなんとか、少しでも多く残したいという思いです。

いずれにしても、今まで金や銀で継ぐことの視野には入らなかったこういった時代の器を直した姿はとても魅力的なわけです。今回紹介したモノ以外にも白イチには継ぎ直しした器たちを並べる予定ですので、どうぞご覧下さい。



※昨年のイベントの告知動画です。









:解体からのスライド

最後まで読んでいただきありがとうございます。
H21年2月より解体からはじまった築100年の自宅のリノベーションの記録として、まずH21年の写真をまとめてスライドとしました。

以下の「画面いっぱいでスライド」でブラウザいっぱいにスライドを見ることもできます。
画像をクリックするとコメントが出てきます。


画面いっぱいでスライド



Created with Admarket's flickrSLiDR.



●第2弾スライド H22年をまとめました。

2年目に入り、作業も内装中心に、そしてコウモリとのやり取りも!白くなってきれいになっていく室内をご覧ください

以下の「画面いっぱいでスライド」でブラウザいっぱいにスライドを見ることもできます。
画像をクリックするとコメントが出てきます。


画面いっぱいでスライド
 


Created with Admarket's flickrSLiDR.


●第3弾スライド H23年をまとめました。

いよいよ3年目に入り、震災もありましたが、とにもかくにも住める状態になりました。解体時からは想像できない空間。どうぞ御覧ください。

以下の「画面いっぱいでスライド」でブラウザいっぱいにスライドを見ることもできます。
画像をクリックするとコメントが出てきます。


画面いっぱいでスライド


Created with Admarket's flickrSLiDR.



●第4弾スライド 工場のリノベをまとめました。

家のリノベが終わったら、今度は工場拡張に伴ってまたリノベの欲求が。やっぱり、そこに古い建物がある限りなんとかして使える空間にしてあげたくなってきます。これは僕のライフワークかもしれない。再び始まった埃とカビとの格闘の日々をスライドにまとめました。どうぞ御覧ください。

以下の「画面いっぱいでスライド」でブラウザいっぱいにスライドを見ることもできます。
画像をクリックするとコメントが出てきます。

画面いっぱいでスライド


Created with Admarket's flickrSLiDR.







最新記事