何に使っていたのかも分からない形をどう使えるか想像する遊び

2012年11月30日 17:54




最近、古いモノが我が家に集まってきます。

小さな薬瓶から蔵から出た古材、お店のショーケースなどなど、しまっておくスペースもいっぱいになって来ました。もちろん、良い物ばかりではなく、状態が非常に悪いけど、手を入れればなんとか使えるものや、使い方を変えて見たたてやれば生きるものもあります。何れにしても、縁あって来たものはどうしてもなんとかしたくなってしまう性分です。もし気づかないところで処分されれば、それはしょうがないわけですが、捨てられる情報を知ってしまうとどうしても、どれどれと意気揚々と出かけてしまうのです。なんだろう。旅行に行って、何か好奇心をくすぐられる時の感覚に近いのかもしれません。見たことのないモノに出会えるという冒険心。なので、昔の工場などに行くと、ほんとにわくわくします。何に使っていたのかも分からない形をどう使えるか想像する遊び、最高です。

そんな、我が家に集まった中から、すでに直しを終えて使っているものをご紹介します。食堂イスで多分昭和の中期のモノ、何度か直しをしているようですが、近年はほったらかしだったようでだいぶ傷んでおりました。なんとも合理的に作られたそのイスの形は、どこの家庭にも似合い、置けばすぐにでも以前からあったかと思わせるくらい、いい意味で存在感ない形です。そんなイスが知り合いから捨てると言われたので、そりゃ、待ってください。もらいますとなるわけです。

さて、そんなイスはというと。


食堂イス直し


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背にはなんだかわからないラベルがたくさん張っています。


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脚には、補強のためにグルグル巻きにされたガムテープが。


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畳でも使っていたのかもしれません。こういう脚カバーは現在ないので、単純ですが面白いディティール。


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リボンテープはよく見ると和柄なんです。今、手芸屋などで探してもこういうモノ見つからないんです。すごくもったいないけど、ボロボロなところもあるので、外して付け替える予定


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角の収まり、勉強になる。


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外れている所もあり。


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ここも生地がさけてしまっています。



確かにボロボロなんだけど、そこには経年劣化でしか、表現できない素材の深みがあります。キズといってしまえばそれだけなんですが、置き場所による色の焼け具合や使用状況や頻度による独特の角の丸みまで、持ち主の個性のトレースのようなモノ。これはきっと素材の持つ素質だと思うのです。決して新建材が悪いとは思いませんが、新建材が台頭してきた現在の経済の枠組みが、その素材の持つ素質よりも重要視されていると思います。もちろん、もっと多くの問題や要素が絡んでいるわけですが、古いものへの愛着の理由を考える時、そんな答えにもぶつかるのです。




:解体からのスライド

最後まで読んでいただきありがとうございます。
H21年2月より解体からはじまったこのリノベーションの記録として、まずH21年の写真をまとめてスライドとしました。
写真をクリックするとその状況とコメントが出ますのでぜひご覧ください。


以下の「画面いっぱいでスライド」でブラウザいっぱいにスライドを見ることもできます。
右上の「show info」押すとコメントと一緒に楽しめます。

画面いっぱいでスライド



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●第2弾スライド H22年をまとめました。

2年目に入り、作業も内装中心に、そしてコウモリとのやり取りも!白くなってきれいになっていく室内をご覧ください

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●第3弾スライド H23年をまとめました。

いよいよ3年目に入り、震災もありましたが、とにもかくにも住める状態になりました。解体時からは想像できない空間。どうぞ御覧ください。

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