使われないモノがいいモノではないというわけではない

2014年11月21日 20:26



すっかり、宮城県も冬の空気となってきました。朝方には霜もおりているくらいです。しばらく、プライベートでいろいろとありましてすっかりご無沙汰のブログ更新となりました。イベントにて注文頂いた家具も順調に制作を進めている所です。なんとしても年内にはお客様にお届けしたい。

今日は、イベントでも出している古道具の記事を少し、古道具にもいろいろとあるのですが、僕はいわゆる骨董というものとはあえて言葉を分けて使っています。骨董という言葉が持つ、価値というのは多くの意味が含まれていて、モノとしての価値が非常に曖昧(誰かが作り上げた市場価値や希少性)だと思っているので、僕はあえて古道具というモノ(僕の中では道具や造形としての純粋な価値)を扱っていきたいし、使っていきたいと思っています。


古いもの


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これは、なます皿という形の器です。直径が150㎜位なので現代では鍋の取り皿や煮物をのせたり、おひたしの盛皿なんかにも良いサイズです。ちなみにこれは、江戸中期から後期位のもので萩唐草という柄になります。とても上品な柄で藍の色も薄く料理ばえがする器です。夏場にやっこをのせてかつお節を一握り。こんなのもいいですね。

こういうものをさっと使える生活ってとてもいい生活だと思います。普段忙しい私達は器を料理をのせるためだけのモノと思いがちですが、私は器とは料理をより美味しく見せるための装置だと思っています。時には季節を感じさせることも出来るでしょうし、料理の温度すら変えることが出来ると思います。別に古いものが優れていて新しいものが劣っているということではなく、まずは器自体の捉え方を考えて、古いもの良さや新しいものの良さを味わってもらえたらと思います。


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これは、落雁という和菓子の型です。このお菓子は干菓子で今も和菓子屋などでは作られているものになります。ただ現在は木型ではなくなっている所が多いようで、いわば昔の道具という扱いになります。

ただ古道具として見かけるモノの多くは長年よく使われたモノで、木型がよく小慣れていて木が好きな僕はその素地だけでもうっとりとしてしまいます。そして、この型の魅力は何と言ってもこの彫りの模様ですね。繊細な造形からモダンともとれる様々な形がありますが、僕は文字が彫られていない、こういう形だけのシンプルなモノに惹かれます。現代では飾るというのが一般的な使い方となるでしょうが、小さなアクセサリーなんかを入れておいてもいいかもしれません。使い方捉えかたは自由。自分の好きなように使えばいいのです。それが古道具の魅力ですね。

使われないものがいいものではないという方程式は私達の想像力の幅を制限してしまいます。もっと自由にモノの形や用途の可能性を探ることは私達の生活の可能性を探る一歩なのではないでしょうか。

これからもたまに古道具の記事を書いていきたいと思います。



※イベントは、終了しております。









:解体からのスライド

最後まで読んでいただきありがとうございます。
H21年2月より解体からはじまった築100年の自宅のリノベーションの記録として、まずH21年の写真をまとめてスライドとしました。

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画面いっぱいでスライド



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●第2弾スライド H22年をまとめました。

2年目に入り、作業も内装中心に、そしてコウモリとのやり取りも!白くなってきれいになっていく室内をご覧ください

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●第3弾スライド H23年をまとめました。

いよいよ3年目に入り、震災もありましたが、とにもかくにも住める状態になりました。解体時からは想像できない空間。どうぞ御覧ください。

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●第4弾スライド 工場のリノベをまとめました。

家のリノベが終わったら、今度は工場拡張に伴ってまたリノベの欲求が。やっぱり、そこに古い建物がある限りなんとかして使える空間にしてあげたくなってきます。これは僕のライフワークかもしれない。再び始まった埃とカビとの格闘の日々をスライドにまとめました。どうぞ御覧ください。

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